2017年 年頭のごあいさつ  〜  今年の賀状より

 

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

6月から7月にかけて、3回目の脱皮を終えた頃のカマキリを見たことがあるだろうか。

奴らは黄緑色で、まだ華奢な肢体だが、触ろうとすると細くかわいいカマをもたげて

威嚇してくる。

 

この歳になって、蟷螂の斧という言葉を知った。・・蟷螂の斧を以って降車の隧を禦が

んと欲す・・カマキリが両足を上げて、大きな車のわだちに向かって進行を止めようと

する。弱小のものが自分の微弱な力をわきまえず、強大な敵に手向いすることのたとえ。

弱者が身のほどを知らずに強敵に立ち向かうこと。とのことである。

 

今、戦争へ向かう性急で強引な動きに対し、たとえ蟷螂の斧であっても、振るい続け

なければと思うが、振り下ろした斧は、為政を覆せない自分自身に突き刺さるのかも

しれない。

 

カマキリは7、8回の脱皮を繰り返して成虫になるという。チビカマキリ達よ、うまく

擬態してでも、天敵の暴力をかいくぐり、成虫となってその斧を振るい続けておくれ。

私も斧を研ぎ澄ましておくから・・・。

 

良い年になりますように。